いいわけはもうやめた。

要は本気出せるかどうか。

天使の認知症と悪魔の認知症|介護で出会ったさまざまな認知症

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「認知症」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?

超高齢化社会の日本では、それに伴って認知症患者は毎年増加し続けています。初期症状では単なる物忘れ等と勘違いしやすく、診断されていなくても実は認知症という方も多いです。

 

一概に「認知症」といっても症状や度合いは多種多様です。同じ病気とは思えないほどにひとりひとりで症状が違うのです。その為、対応の仕方に正解が無く周囲の家族や介護職員は四苦八苦することもしばしばです。

 

ひとりの方でも、認知症の天使の面と悪魔の面両方を持っていることもあります。

そこで、どんな行動や発言などがあったかを紹介していきます。

 

認知症は多種多様、十人十色

ご飯を食べたことを忘れる。火の不始末が増える。認知症には様々な症状があります。つい最近のことを忘れてしまう。時間や場所の感覚が鈍ってくる。暴力的になったり暴言を吐いたりする。など人それぞれ細かく症状は違うものです。

 

介護の仕事に携わっていると、『将来こんなお年寄りになりたいな』や、逆に『こんなお年寄りにはなりたくないな』などと感じる事が多々あります。

 

周囲の人間にとって、天使のような認知症と悪魔のような認知症。同じ病気なのに、なぜこれ程までに差がつくのか不思議でなりません。

認知症の悪魔の一面

「もう3日も何も食べさせてもらってない。殺す気か。」

「物を盗まれた。物騒でこんなこところにはいられない。」

忘れてしまうことで、興奮して周囲に対して攻撃的になる方。妄想により疑心難儀になる方。もっとひどくなってくると暴力を振るったり、大声で暴言を吐いたりします。

 

症状として重くなっていくと会話が全く成り立たなくなります。ティッシュペーパーを食べたり排泄物を壁や床に塗ったりの不潔行為などが表れてくる方もいます。

 

一方で、同様に症状が重くなっていっても全く違う反応や態度になる場合も多くみてきました。

認知症の天使の一面

「食事済んだの忘れてる。食べたんだったらよかった。」

「何もかもよくわからなくなっているけど、あなた達のおかげで安心。」

忘れてしまったり自分自身の状況がつかめず理解できなくなっていく中で、それでも感謝の心を持ち続けておられる方。いつもニコニコと笑って優しく話し続けます。

 

自分の財布が無くなった、と勘違いしている時でも盗られたなどと他人を疑うでもなく、自分自身がドジだからと穏便に済ませようと努力してくれます。

 

認知症になる前どんな人だったのか

軽い重いはあるにせよ、認知症になるとそれまでとは少しずつ変わっていきます。しかし、ご本人に変わりは無いわけです。おおらかなのか短気なのか、言葉遣いがどうなのかなどは本来の性格の延長線上という方がほとんどでしょう。

 

本来の性格やどんな環境(家族や友達、仕事や趣味など)で生きてこられたかを把握し、それを踏まえて接していくことで、ご本人との対話や関係を円滑にすることができるでしょう。