いいわけはもうやめた。

要は本気出せるかどうか。

暴言暴力当たり前のブラック企業に勤めて感覚が麻痺した20歳|ここで嫁と出会う

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療養から復活の為のアルバイトで入社

大学に進学したのに3年で中退した。親には本当に申し訳ないことをした。授業もろくに出てなかった。パニック障害になって学校いくと気分が悪くなるように。試験が特にきつかった。それについてはまた別に書くつもり。

 

なんだかんだで20歳で休学して地元に戻ってきた。約9ヶ月療養(ニート)をしてアルバイトを探した。そんな時その会社の求人広告を見つけて面接に行った。

 

 

面接と言うよりタバコミュニケーション

すでに面接からめちゃくちゃで、奥の部屋に通されたらお茶が出てきた。お客様対応という謎。その時お茶を持ってきてくれたのが現在の嫁。

 

面接をしてくれたのが後々モンスターだと気付くブチさん。(ブチギレるので)ブチさんの第一印象はとても優しそうで話もわかるし、なにより気さく。お茶の後はタバコ。面接中に普通にタバコを吸い始めるブチさん。

 

すると、ブチさんが「まるこめくんタバコ吸うの?」と聞いてきた。「はい」と答えると「あー、吸っていいよ!楽な感じで色々話そう(ニコッ)」

 

いやいやいやいや。面接中に面接する側もされる側もタバコ吸ってるっていうシチュエーションありえる?!そこはもちろん丁重にお断りしましたけども。

 

僕以外に何人も面接を受けてたらしいんだけど、若い人材が欲しいというのもあったらしく、余裕で採用された。

 

保険代理店業務、レンタカー業務、不動産業務がメインの仕事だった。その他にもタバコの卸やってたり、とにかくいろんなことをする会社だった。

初めて浴びせられた罵声

入社して1ヶ月経たないぐらいのある日。僕の運転で目的地まで連れて行ってほしいとの事で運転することに。その時に同僚も2人乗ってたんだけど、バックミラー越しに先輩が笑かしてくるし話も盛り上がってた。

 

ブチさんは助手席に乗っていて、話の途中は普通に笑っていた。信号待ちのトーク中に少し後ろを振り返って返事をした瞬間、信号が青に変わった。

突然

「ちゃんと前向いて運転せんかゴルァァァァッァ!!!!!おー?調子乗んなよお前?!」

と半端じゃない大声で罵声を浴びせられた。

助手席と運転席の距離。もう至近距離。

 

めちゃくちゃビックリしてそっから20分ぐらい無言のドライブ。

 

先輩と同僚はブチさんのモンスターっぷりには慣れていたみたいでほぼ無反応だったけど僕は初めてだったから動揺を隠しきれなかった。

 

目的地に着いた頃には何事も無かったように「まるこめくんタバコ吸ってから行こうゼ☆」みたいなノリになっていた。背中にスイッチでもついてるのかと思った。

怒鳴り声がない日を探すほうが難しかった日常

日常的にブチギレるブチさんは、数日に一回は尋常じゃない大声で怒鳴っていた。入社して一ヶ月弱は、たまたまその場面にでくわさなかっただけらしい。

 

同じ営業所に男性の先輩は3人いて、要領よく仕事をこなしてサボるのも上手なJさんと、窓際担当っぽいMさんと、死ぬほど一生懸命で真面目なのに仕事ができないHさんがいた。

 

Jさんが怒鳴られるのはほとんどみたことがなかった。Mさんはブチさんに不満は常にありながらもう20年ぐらい勤務していたのでとにかく波風立てずにやり過ごそうっていうのがみえみえな働きっぷりだった。

集中砲火のHさん

問題はHさん。毎日6時に出勤してきては21時頃まで残業は当たり前。とにかく仕事ができなくて、ミスだらけだった。そのたびに奥の部屋に呼び出されてはブチさんに罵声を浴びせられていた。

 

ある日Hさんと同じ仕事をしていて、Hさんが僕に伝言ミスをしていて仕事がうまくいかなかった時、2人とも奥の部屋に呼ばれた。ローテーブルとソファのある部屋で、Hさんと僕が横並びで、対面にブチさんという形でお互い座って話した。

 

もう最初からエンジン全開フルスロットルで怒鳴り始めて20分ぐらい経ったとき、ブチさんがヒートアップして立ち上がった。

 

その勢いのままに灰皿をローテーブルに叩きつけて、目の前にあったボールペンをHさんに投げつけた。ずっと怒鳴り続けていた。さらにHさんの座っている目の前まで行って座っているコメカミのあたりを思いっきりグーで殴った。

 

あまりのクレイジーっぷりに止めることさえできなかった。僕もまだ若かったので、自分にその番が回ってきたらやり返して辞めてやる、と思っていたけど回ってこなかった。

 

終わった後、Hさんに「巻き込んでごめんね…。」と言われてすごいブルーになったのを覚えている。

客だろうが上司だろうが関係なく

その後もカウンターにお客さんがいるのに、オフィスチェアーに座っているHさんをイス越しに蹴り飛ばしたり、書類を投げつけたりする日常を見て過ごした。

 

ちなみにブチさんはHさんのことが大好き。仕事はできないけど、人間的にはとても慕っていた。DVの人ってあんな感じなのかな、と思ったこともある。

 

ブチさんはそれ以外も結構めちゃくちゃで、誰にでも怒鳴り散らしていた。

それが客だろうと上司だろうと関係なかった。よくクビにならないと思う。クビにならない理由は明確だったけれど。とにかく仕事ができて任されていた部門の収益が倍増倍増で右肩あがりどころの騒ぎじゃなかった。会社もそう簡単に辞めさせる訳にはいかないんだと思う。

慣れというか麻痺というか…

最初は怒鳴り声を聞くだけでも気分が悪くなっていたのに、だんだん慣れてしまってあまり違和感を覚えなくなっていた。今思うと恐ろしい。

 

その会社で働くまで、学校の先生や親にほとんど怒鳴られたりすることがなかった。そういう場面を避けて上手く立ち回って生きてきていた。でもこのブチさんだけは違った。いつ誰にだろうとブチギレるから容赦なく怒鳴られた。

 

この会社で正面から圧力をかけられて怒鳴られても少々どうも思わないメンタルが身についた。結果よかったと思ってる。笑